2016年3月15日火曜日

分裂感情線×三股頭脳線

今日は40代前半・独身男性・自営業のMさんの左手を見ていきます。

Mさんの手相はそれほど複雑なわけではないのですが、
手ごわい線が一本あり、
解読するのにとても時間がかかりました。

その線は「感情線」【図:①】。
やや低めの位置から始まり、薬指の下で途切れ、
新たな線がズレた場所から始まり、
中指と人差し指の間で止まっています。

感情線が途中で途切れる線は「分裂感情線」と呼ばれ、
「離婚の相」を表します。
結婚や長くお付き合いされた方との「別れ」を意味します。
大事な人との「別れ」を経験し、
大きなダメージを受けたのではないでしょうか。


ただ、この「感情線」が示すものはそれだけじゃないような気がして、
少し考察を重ねてみました。

分裂前の「感情線」は起点が低く、
いわゆる「反抗線」と同じ場所に位置しています。
「反抗線」は「反抗する人」を表します。
つまり、不正や間違ったことを認めない正義感溢れる人です。

しかし、経験を重ね大人になるにつれ、
または何らかの出来事をきっかけに、
意識が変わり始めるのではないでしょうか。

簡単に言ってしまえば「丸くなる」ということです。

反骨精神の塊のような青年が社会に出て、
綺麗ごとばかりでは生きていけないことを知り、
成熟した大人へと成長していくことを
「分裂感情線」は示しています。



Mさんはとても頭のキレる方です。
三股に分かれる頭脳線を持っています【図:②】。
これは「知性」と「適応力」と「創造力」の融合を示します。
もともとの主線は「創造力」です。
そこから枝分かれするように「知性」と「適応力」が伸びています。
おそらく成長過程で培われた後天的な線でしょう。

三股に分かれる頭脳線は成功する人に見られる見事な相です。


運命線には二股がひとつになる「土台線」が表れています【図:③】。
自分の信じた道で経験を積んでから、その分野の専門家となる人です。
弁護士や医師、美容師、シェフなどの専門職の人に多い相です。
この線を持つ人は下積みに耐える力や自分の未来を信じる力など
強い精神力を持っています。

「自由人」に見られる「ビアラシビア線」も出ています【図:④】。
マイペースで、束縛されることを嫌う人です。
組織で動くよりは、
自営業など自分のペースで続けられる仕事に向いています。
またこの線が強い人は、
常識や決められたルールに対する反発が強いです。
ここでもやはり、Mさんの「反抗心」が表れています。



最後に運命線を読みましょう【図:③】。
「土台線」から始まった運命線にやがて「影響線」が流れ込みます【図:⑤】。
これは人生に大きな影響を与える「出逢い」を意味します。
恋人やパートナーとの「出逢い」、
恩師との「出逢い」、
人生の軸なるものとの「出逢い」かもしれません。
これが20代半ば頃。

その後、ちょうど30歳頃、転機があります。
「木星丘」方向に伸びる支線が出ているのです【図:⑥】。
夢のきっかけを掴む時期。
もしくは、人から評価されたり、認められ、
社会的に結果を残すことができるタイミングです。

運命線は晩年もまっすぐに伸び、
やがて緩やかなカーブを描き、
「権力」を表す「木星丘」に向かいます。

道に迷ったり、
トラブルに巻き込まれることもなく
順風満帆な人生が続くでしょう。

最終的に高い地位や権力を得ることになりそうです。





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