立派な覇王線

今日は40代・既婚男性・自営業（コンサル系）のKさんの左手を見ていきます。


Kさんの手相は力強い素晴らしい相です。
線がはっきりしていて、細かなシワが少なく、
物事をシンプルに考える人。

感情線【図：①】はくっきりと太く直線的なので、
意志が強く、論理的で冷静な判断ができます。

頭脳線【図：②】は模範とも言える標準的な線で、
常識があり、いわゆる「普通」の感覚を持っています。
感情に流されたり、人の意見に流されることもなく、
一本筋の通ったブレない人でしょう。


なんといっても素晴らしいのは、覇王線【図：赤い線＋青い線】が表れていること。
覇王線は「天下を取る」と言われる最強の相です。
運命線、太陽線、財運線が一つに集まった線を覇王線と呼びます。
簡単に言えば、「運命」「名声」「お金」が集結するということです。
起業家や社長に多く表れる相です。


運命線【図：赤い線】の先端が「木星丘」に向かっています。
「木星丘」は「向上心」を示す丘なので、
その場所に運命線が引っ張られると、
野心的で相当な努力家を意味します。


仕事線【図：③】が出ているので、仕事中心の仕事人間です。
また、好きなことを仕事にできる人で、
「嫌々会社に行く」というタイプではありません。
仕事と趣味の境界線が曖昧であったり、
オンオフがはっきりしていないかもしれません。
休みの日も仕事のことが頭から離れないような人です。


「木星丘」にはマネジメント線【図：④】が表れています。
この線を持つ人は、人を育てたり、まとめる能力に長けています。
管理職のような、人を指導したり教育するような仕事が向いています。
現在の職業は適職だと言えますね！



しっかりとした理想的な手相ですが、
いいことばかりではなく、
若い頃に苦労もしているようです。


運命線【図：赤い線】に20歳前半ごろ大きな「島」マークが表れています【図：⑤】。
「島」は「障害」を表します。
健康を害したり、精神的なダメージを受けたり、
不運な出来事が起こる暗示です。
かなり大きな「島」なので、
５年くらいはその障害に悩まされたり、
なんとなくうまくいかない日々だったのではないでしょうか。


しかし、その後「島」は消え、
一本の太い運命線が再び上昇します。
困難を乗り越えて実力が上がったり、
新たな目標を見つけてやる気が湧くようなタイミングです。
30歳を過ぎる頃までその道は続き、
30歳前後で転機が訪れます。
転職したり、結婚や引っ越しなどで環境が変わります。
新たな道は定年まで、もっと言うと生涯にわたり続いていく道です。
先ほどお話したように、運命線は「木星丘」まで伸びているので、
日頃の努力が、やがて実を結び成功を手に入れるはずです。



一つ気になるのは、結婚線【図：⑥】。
線が二股に分かれています。
二股の結婚線は「離婚」を表します。
しかし、Kさんの場合、
二股に分かれた線の一方は長く伸びているので、
「離婚」には至らないでしょう。
ただ、相手に不満がたまったり、
なんらかのトラブルで夫婦間に亀裂が入る可能性があります。
十分注意してください。