※定員に達しましたので、ご依頼を締め切らせていただきました。
今日は61歳・既婚女性・主婦のEさんの左手を詠んでいきます。
Eさんの手相はお歳のわりには薄くシワも少ないです。
一般的に歳を重ねるに従って掌線やシワは増え、深く刻まれるものです。
年配の方の手を見ていると、すべてを通ってきた後の
貫禄を見せつけられているような気分になる時があります。
堂々としていて、達観したような完成された手。
Eさんの手はいい意味でそれがありません。
慎ましく謙虚で、これからまだまだ発展しそうな現役の手です。
掌線がごく限られていることからも、
欲が薄く、堅実で協調性に優れた人であることがわかります。
細かいことには捉われず、シンプルな生き方をします。
また、頭脳線【図:①】からは多数の上向きの支線が伸びています。
これはポジティブな気質を示します。
どんなことも前向きに捉える明るい人です。
頭脳線自体は月丘上部に向かっていますから、
バランス感覚に優れ、どんな環境にも溶け込むことができます。
さらに感情線【図:②】にはあげまん線も現れています。
先端が三股に分かれる感情線をあげまん線と呼びます。
この線を持つ人は陽気で人に優しく、まわりの人にいい気を与えます。
パートナーや仲間、関わるすべての人に親切で暖かく、
また、人を励ましたり、癒したりする才能があります。
陰徳線【図:③】も現れています。
陰徳=人に知らせずひそかにする善行、
つまり、損得ではなく自身の良心に従って、
ただ正しい、気持ちがいいと思うことをまっすぐに行える人です。
慈悲深くボランティア精神に溢れる人格者。
人間力のある方ですが、それは幼少期や若い頃に
苦労をしているからかもしれません。
生命線の始まりに細い障害線【図:④】が多数横切っています。
幼い時代に精神的疲労を伴うような経験をしていたり、
多感で感受性が強く、外部から多くのことを吸収し、
考え方や生き方を培ってきたはずです。
では、最後に運命を見ていきましょう。
Eさんの手相でいちばん気になったのは、生命線【図:⑤】です。
生命線は二重生命線が寄り添う時期がありながらも、
途中で破断し、切り替わっています。
二重生命線が現れる時期は体力に恵まれ、気力も溢れ、
忙しくタフな日々を送ります。
26歳頃から40歳頃までは仕事に家事に育児にと奮闘してきたでしょう。
45歳から55歳までの10年は生命線が切り替わる時期です。
体調面、精神面に変化が現れたり、
生活スタイルや人生が大きく変わっていきます。
そして、注目すべきはこれから。
60歳を過ぎた頃から生命線がぐっと深く刻まれています。
生命線はその濃さによって生命力を図ることができます。
これから第二の人生が始まるかもしれません。
ずっと夢に見ていたことを叶えたり、
新たなことに挑戦したり、生きがいを見つけたりする予感。。
運命線【図:赤線】も65歳頃に切り替わっています。
今までとは全く別の環境に飛び込むことになるかもしれません。
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