2016年7月27日水曜日

妄想の手相

今日は40代前半・既婚男性・印刷業のAさんの左手を見ていきます。

Aさんの手相の特徴はなんといっても頭脳線【図:①】。
先端が強く傾斜して、月丘の下部に垂れ下がっています。
頭脳線は先端が傾斜すればするほど、精神的な人を表します。
月丘は「想像」を意味する丘ですから、
想像力が激しく発達した人を表します。
空想に浸っていたり、詩的な世界観を持っていたり、
精神性を大事にしている人です。
現実社会との折り合いをつけられずに浮世離れしてしまう人もいますが、
芸術や創造の分野で偉大な功績を収める人もいます。
文学、音楽、美術などの才能があります。
逆に、そのようなものに関心を持っていなければ、
自分の内に秘めたものを解放できずに、辛い状況になるかもしれません。
趣味でもいいので、アウトプットできる何かを持っておくと安心です。

さらに、神秘十字線【図:②】が表れています。
この線を持つ人は、霊感があったり神秘的なものに惹かれます。
目に見えないものを見る力や直観力に優れています。
この線を持つ人は意外と多くいるのですが、
Aさんはよりはっきりと表れていますから、
何かしら神秘的なものと関わっているでしょう。

精神的な傾向が強い人ですが、その割には掌のシワが少ないです。
掌のシワが多い人ほど、神経が細やかで繊細なタイプです。
Aさんは自分が関心があるものや信じているものに対しては深く追求するタイプですが、
それ以外のことについては「外の世界」という割り切りが強いかもしれません。
自分は自分、人は人といったような思考を持ち、
自分の価値基準がはっきりしていて楽観的な傾向が強いです。
それゆえに自分の殻に閉じこもってしまう危うさもありますので注意が必要です。

生命線の1/3位のところに細かい障害線【図:③】が見られます。
若い頃に辛い思いをしていたり、
親子や家族の問題を抱えていたかもしれません。
障害線の起点は「愛情」や「身内」を表す金星丘から始まっているので、
金星丘に表れる障害線は多くの場合、身内とのトラブルや愛情関係の不和を意味します。
大きな失恋をした場合にも表れることがあります。
感受性が強い人ですから、愛情関係で苦労することが多いです。
しかし30歳を過ぎた頃からはだんだんと他人との関わり方を学び、
円滑に関係を結べるようになるはずです。

ラッキーM線【図:④】もはっきり表れています。
この線は基本三線と運命線から成っています。
感情、頭脳、健康の3つのバランスが取れた幸せな日常を歩めるという暗示です。

まっすぐと上る運命線【図:赤い線】を持つ人ですから、
若い頃から自分の進むべき道を見つけて、
自分の力で努力し一歩づつ前進を続けます。

また、千金紋【図:⑤】が出ています。
この線は別名:成り上がり線と呼ばれます。
自分の才能や努力で運気を掴み大成することを意味します。
ゼロから一気に成功者となる吉相です。

運命線は感情線を過ぎた頃までそのまま上昇し、その後進路を変えています。
定年まではしっかりと働き、晩年は趣味に明け暮れたり、
それまでとは少し違った生き方をすることになりそうです。
肩の力がぐっと抜けて、その分自由に自分の好きなことをのびのびとできそうです。

ぜひ、持ち前の想像力を生かした生き方をしてみてくださいね。


【図:④】


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