2016年8月21日日曜日

育つ線

今日は18歳・未婚女性・高校生のAさんの左手を見ていきます。

Aさんの手相は基本三線以外に特に目立つ線がなく、運命線も極薄いです。
まさに10代の手相です。
私も10代の頃はこれくらいの線しか現れていませんでした。
それが20年以上経って、どんどん線が増え…。
良い線も悪い線も明確になり、
どうすることもできない個性というものが確立してきます。
それが大人になるということなのかなあ……。
なんて、話が逸れてしまいそうですので、
Aさんの手相に戻りましょう!

あまり多くの情報はないのですが、
基本三線を中心に見ていきましょう。

生命線【図:①】は張り出しが大事です。
短いと短命?!なんて考えがちですが、重要なのは長さではなく張り出しです。
土星丘の真下、手の端から伸びる線がどれくらい張り出しているかがポイントです。
中指の真下あたりまで伸びていれば上等。健康面の問題はありません。
さらに、生命線の先端が湾曲して金星丘方面に巻き込まれると
より強い生命力を表します。
Aさんは標準的。精神力も体力も人並みに優れています。

頭脳線【図:②】は三股に分かれるように現れています。
主線は真ん中の線。
そこから、後天的に二つの支線が現れたと考えられます。
経験を積む中であらゆる考え方を得たり、
多方面に渡る才能が育てられています。
知的好奇心が強く明るく前向きな人です。
この頭脳線がさらに発達すると多彩で柔軟性のある
頭脳明瞭な素晴らしい手相になります。
今、学んでいることはAさんの糧になっているはずです。
ぜひ、努力を続けましょう。

また、頭脳線と生命線の起点は重なっていますが、すぐに離れます。
どちらかというと行動的で、決断力も早い方です。
しっかりと考えた上で、それをすぐに行動に移すことができるという
フットワークの軽さは長所になっていくでしょう。

次に感情線【図:③】を見ていきましょう。
実は、感情線も頭脳線ととてもよく似ています。
主線から、二つの支線が生まれているのです。
本来は自己中心的なワガママ娘(すみません)。
そこから、思いやりの精神が育っています。
また、主線は平行気味に伸びていますが、支線は上へと向かっています。
徐々に自分の殻を破り、感情を表現することが上手くなってきているかもしれません。
この感情線がはっきりすると「あげまん線」と呼ばれる線になります。
「あげまん線」は人を気遣う精神が強く、
明るく朗らかで周りの人を幸せにする才能を持つ人に現れる線です。
太陽のような存在になる日も近いかもしれません。

しかし、今はまだ繊細でナイーブな時期です。
金星丘に細かい横線(障害線)【図:④】が現れています。
この線を持つ人は多感で些細なことも気になる人です。
特に人間関係において敏感で、気を使いすぎたり、
人の目を気にしすぎてストレスを感じやすい傾向があります。
10代の手相によく見られる線です。
ストレスを抱えた中年男性にもよく見られますが 笑。

同じく金星丘に縦線も現れています。
この線は陰徳線【図:⑤】と呼ばれ、人の陰で徳を積む人に現れます。
前回のAさんにも現れていた線です。
自分の良心に忠実で、人のために進んで行動を起こせる人です。
純粋でスレていない若者の手相という感じがして好感が持てますね。
(遠い目… 笑。)

最後に結婚運について見ていきましょう。
Aさんは結婚する人だと思います。
恋愛線【図:青い線】も結婚線【図:⑥】も二本現れています。
30歳〜35歳の間に二度の恋愛があり、
後者の出会いが結婚につながる予感です。
後者の結婚線は長いですが、やや下降しているので、
忍耐のいる結婚生活になるかもしれません。
高校生にとって酷な鑑定で申し訳ないのですが、
結婚生活は総じて忍耐が必要なものですよね!

今はまだ、自信がなさそうで、
はっきりした未来も見えていないような手相です。

はじめにお話ししたように、
手相は大人になるにつれてどんどん個性が出てきますし、
全く違う形状に変化することもあります。

数年後に是非また、見せてくださいね!





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