今日は49歳・独身女性・非常勤講師のAさんの右手を見ていきます。
Aさんは以前、左手を見せてもらった方です。
Aさんの左手の記事は下記をご参照ください。
http://tewoyomu.blogspot.jp/2016/08/blog-post_8.html?m=1
死期について不安を持っているようなので、運命を中心に見ていきましょう。
Aさんの右手は左手同様、掌線も皺も多く、
多感でナイーブな性格は先天的な気質のみならず、
現実でも明らかに現れています。
手を横切る線(障害線)は左手よりも多く、
くっきりと刻まれた線が多数見られます。
生まれつきの運命よりもさらに過酷な試練の多い人生を送っているようです。
まさに波乱万丈と言える変化に富んだ忙しく険しい日々が続いていたかもしれません。
そのせいか、感情線【図:①】も左手とは異なり、
ややこじれたような印象です。
左手ではなだらかなカーブを描く一本の潔い感情線なのですが、
右手の感情線は低空飛行しているかのようなラインと
そこから這い上がるかのような二股の線が現れています。
時に自分の感情を押し殺して我慢したり、
白黒つけられない状況が続いていたり、
抑圧的な環境に置かれていたかもしれません。
それでも、そこから脱却を図るべく、
前向きな気持ちを持って一生懸命ポジティブに生きてきたAさんの辛抱が見えます。
結果的にその努力は人間としての強さと優しさに変わっているはずです。
また、薬指の真下あたりに島紋も現れています。
これは「別れ」や「精神的なストレス」を表します。
どんな過去があったのか、少し覗いてみましょう。
一番くっきりと表れているのは手の中央を横切る恋愛線【図:青い線】。
29歳頃に運命的な出会いがあり、大恋愛を経験しているでしょう。
のぼせ上がるほどの情熱的な恋だったかもしれません。
そこから40歳位まではパートナー線【図:②】が現れていますから、
結婚をしていた時期ではないでしょうか。
その結婚生活にショックを与えるのが38歳頃。
生命線に金星丘から伸びる障害線【図:③】が現れています。
金星丘は愛情を示す場所ですから、愛情の破綻を意味します。
相手の裏切り、自身の浮気、もしくは身内とのトラブルなどで
愛情関係に大打撃を受ける暗示です。
同じく運命線もその時期に障害線が現れています。
その数年後、再び障害線【図:④】が現れます。
Aさんは副生命線を持っているのですが、
そこから月丘底部に向かって走る障害線があります。
この線は激しい刺激を追い求める落ち着きのない人を意味します。
精神的なショックから自暴自棄になったり、お酒に溺れたり、
不節制な生活を送っていたかもしれません。
この線は最悪、生命の危機にも繋がる危うさを持っていますが、
43歳頃に現れていますので、この時期はすでに乗り越えているはずです。
さらに、48歳にも障害線【図:⑤】があります。
ちょうど、昨年の出来事ですね。
本当になんて言っていいかわからないほど、困難の多い人生です。
上記で説明したように破滅的な性質を少なからず持つ人なので、
克己心や自制心の弱さが不運な事態を招くのかもしれません。
最後に依頼者が一番気にかけている55歳の運命について。
55歳もやはり障害線【図:⑥】が現れています。。
身内を示す金星丘から現れていますから、
これは身内のとのトラブルを示す線ではないかと思います。
両親や親族、子供との間に埋められない溝ができてしまうかもしれません。
この線は財運線にも繋がっているようにも見えますから、
遺産トラブルの可能性もあります。
ただ、この線は死を意味するものではないと思います。
というのも、運命線【図:赤い線】は、
中指の付け根に届くほど長く真っ直ぐに上昇していますから、
生命力は強い方ですし、自分の生き方を追求する人です。
ある意味、自由に自分の人生を送ることができます。
大きな切り替わりではないですが、
運命線も55歳頃から新たな線が始まっていますから、
転機となることは間違いなさそうです。
転職や生活環境が変わったり、対人関係に変化が訪れる予感です。
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