水星丘に向かう頭脳線×金星丘のほくろ

今日は35歳・既婚男性・自営業のNさんの左手を見ていきます。

Nさんはなかなか個性が強い手相です。
Nさんの人柄をいくつかの線から読み解いていきましょう。

⑴二股に分かれる頭脳線

頭脳線【図：①】は月丘上部と水星丘に二股に分かれて伸びています。
月丘上部に伸びる頭脳線は、
想像的かつ現実性の高いバランスのとれた人を示します。
適応力があり、どんな環境にも順応できる要領の良いタイプ。
水星丘に伸びる頭脳線は、
商才があったり、金銭感覚に優れた人を示します。
あまりお目にかからない頭脳線で、
この線を持つ人はもうほとんど「お金」のことしか考えていません。
また、自分の才能や実力を「お金」に変えることができる人なので、
起業したり独立して大金を稼ぎます。

頭脳線から始まる太陽線【図：②】も現れています。
この線は自分の力で人気を得ることを意味します。
自分で始めたことが人気を得て、財を成すようなイメージです。

⑵土星丘の真下で止まる感情線

土星丘は「孤独」を表す場所です。
ここで止まる感情線【図：③】を持つ人は利己的でわがままな傾向があります。
自我が強く自己中心的な行動を取ったり、
クールというよりも、もはや冷酷な人。
しかし、愛情に対してとても官能的かつ激情的な人なので、
こういう男性ほどモテたりします。
感情線の先端がやや箒状に枝分かれしてますから、なおのこと。
気が多い人でもあります。

また、感情線の起点が高いです。
感情線の起点は高ければ高いほど、オープンな性格を示します。
誰とでもすぐに打ち解けたり、社交的な人です。
明るく人付き合いもよく、人を惹きつけて離しません。

⑶金星丘の膨らみ

金星丘【図：④】は「愛情」を示す場所です。
ここの膨らみが発達しているほど、「愛情」の深い人を意味します。
Nさんはここがぷっくりと膨らんでいます。
愛情や情熱は人一倍深いようです。

また、金星丘にうっすらとほくろ【図：⑤】が現れています。
これは身内とのトラブル、もしくは愛情関係のトラブルを示します。
家族との間に揉め事が発生したり、恋愛で辛い思いをするかもしれません。

生命線【図：⑥】も張り出しが強く、くっきり刻まれています。
生命力の強い人です。
上記で説明したすべての線からもそのことが伺えます。

生命力が強いからこそお金を稼ぎたいと思いますし、
多くの女性と関係を持ちたいと思う。
女泣かせの男性像が浮かんできます。
異性トラブルには十分ご注意を。

最後に運命線【図：赤い線】を見ていきましょう。

運命線は途中まで蛇行して伸びていますが、
やがて線が濃くなり木星丘方面に流れていきます。

蛇行する運命線は人生が一筋縄ではいかないことを表します。
波乱続きであったり、いくつもの障害にぶつかるかもしれません。
35歳くらいから状況が安定し、
自分の実力をのびのびと発揮できるようになります。
40歳を過ぎた頃から、新たな運命線が生まれています。
もう一つ新たな仕事を持ったり、
違う分野に手を出すことになるかもしれません。
木星丘は「権力」を表す場所ですから、
最終的に名声を得たり、富を得て人生の成功者となる予感です。