愛があれば

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今日は63歳・既婚女性・無職のNさんの左手を詠んでいきます。

苦悩後のハッピー

Nさんの手からはハツラツとしたオーラと充実した生活が溢れています。
小さなことにも感謝したり、楽しんだり、
生活の中のほんの些細なことにも幸せを見つけられる人の手です。

ただ、そこに行き着くまでには
苦難の多い辛い道のりがあったかもしれません。

そのことを示している線を順にご紹介していきましょう。

まずはじめに、最も目立っている線、
感情線【図：①】の破断のお話から。
感情線が途中で途切れ少し離れたところから再び伸びている線を
「トラウマ線」と呼びます。
この線を持つ人の多くは離婚を経験しているか、大失恋をしています。
異性関係のトラブルや別離による精神的ショックを表す場合がほとんどです。
その他には、幼少期の辛い思い出、
家族関係や人間関係の摩擦による精神的ストレスなどを示します。
「感情の崩壊」の痕跡です。

さらに、運命線【図：赤い線】を見てみると、途中から何本も分岐しています。
これは、どの方向に進めばいいかわからなくなっている状態、
心の迷いや葛藤を示しています。
時期的には20歳を過ぎた頃から30歳までの間です。
大きな出来事が降りかかり、選択を余儀なくされたり、
決断を迫られるようなイメージ。
もしくは迷いの中でもがいているような時期かもしれません。

若い頃に何かしらの苦労をしてきた人でしょう。

その頃に格闘したこと、経験したことが
Nさんの人柄や人間力を形成しているような気がします。

頭脳線【図：②】が二方向に長く伸びているのです。
頭脳線の長さは思考力の深さと比例します。
物事を突き詰めて考える人であり、
さらにそれが二方向に向かっていますから、
人間の繊細で微妙な感情を大切にしつつ、
現実に生きていくための実際的な力量も持ち合わせています。

陰徳線【図：③】と呼ばれる金星丘に現れる縦線も現れています。
この線は「人の影で徳を積む人」という意味があります。
損得ではなく、自分の良心に従って行動できる人であり、
根底にひたむき、前向きな精神を持っています。
どんな悲運なことに遭遇しても、
「めげない」というより、もっと、肯定的に捉えることができる人。
「試錬は幸運のチャンス」と本気で思っているようなタイプ。

だから、とても強いし明るく生きていける。
一緒にいるとまわりも運気が上がりそうです。
なんと！そのことも手に現れています。
感情線の先端が三股に分かれる「あげまん線」【図：④】という線が
まさにそのことを示しているのです。
あげまん線を持つ人はハッピーオーラに包まれていて、
陽気でその場の空気を和ませたり、華やかにするムードメーカー的存在。

人気運を示す太陽線【図：⑤】もくっきり刻まれていますから、
友人に恵まれたり、まわりの人の注目を集めるような愛される人です。

運命線【図：赤い線】は最終的に太陽丘の方面に向かっていますから、
今後は人と人とのつながりを大切にしたり、
「笑って暮らせれば、それが一番」的な生き方をしていくでしょう。

お金や権力は二の次。
愛があれば生きていける人です。