今回は、「運命」と「性格」の二つに分けてお話しします。
まずは「運命」から。
気になる生命線を見てみましょう【図:①】。
起点のすぐ後に「影響線(恋愛線)」と呼ばれる
生命線から感情線に向かって横切る線が出ています【図:②】。
これは恋に落ちる時期や結婚相手に巡り会う時期を示します。
この線は21歳頃に表れています。
その直後、生命線に大きな「島」が表れます。
「島」は「障害」を表すマークです。
前回の恋が実らなかったのか、
もしくは「修行の期間」を示しているかもしれません。
社会で活躍するための経験を積んだり、
精神を鍛える時期にあたります。
この時期は辛い時期と言えるでしょう。
生命線は一見、とても短いのですが、
実は途中で途切れて、別の場所から新たに伸びています。
ここで人生の転機が訪れるでしょう。
ちょうど30歳前後です。
運命線もこの時期に切り替わっています【図:③】。
「影響線(恋愛線)」【図:④】と呼ばれる線が、
生命線と運命線の切り替わりの上を横切ってます。
つまり、結婚を機に運命がガラっと変わることを示しています。
切り替わった後の生命線は力強く、はっきりした線に変わっています。
進むべき道を見つけ、安定した生活を送れるようになるでしょう。
また、運命線の先端は「V字」で終わっています。
「V字」は成功の印です。
続けてきたことが認められて花開いたり、
充実した晩年を送ることができそうです。
次に「性格」についてお話しします。
感情線はどちらかというと、起点が低く短め【図:⑤】。
感情よりも理性が勝る人です。
自分の意見を述べたり、感情を表現することがあまり得意ではなく、
聞き手にまわることが多いでしょう。
冷静に物事を見極める力が優れているので、
大きな失敗をすることは少ないです。
客観的な意見が必要な時には、頼れる存在となります。
頭脳線は「第二火星丘」方向に長く伸びています【図:⑥】。
理想よりも現実タイプ。
自制心や責任感が強く真面目な人です。
神経質で頑固な面もあり、
何事もきっちりしないと気が済まない性格です。
潔癖な面が強調されて、神経が疲れてしまうこともあります。
「放縦線」という「不摂生」を示す線が複数刻まれています【図:⑦】。
通常「放縦線」は不規則な生活などで体が疲れている状態を示します。
Mさんの場合、その線があまりにも多いので意味が少し変わります。
慢性的に神経が過敏な状態を表しているでしょう。
まわりの目を気にしすぎたり、取り越し苦労をするなど、
常に心配事を抱えていて気が休まりません。
極度の「心配性」です。。
そんなMさんですが、珍しい線が出ています。
この線を持つ人は見返りを求めず、人知れず善行を行う人格者です。
自分の良心に忠実で、損得で物事を考えません。
人が嫌がるようなことも、
率先して引き受けるようなところがあるでしょう。
情深く、心の優しい、謙虚な人柄で、
まわりの人からも愛される人です。
Mさんは控えめながらも、
真面目で「いい人」なのでしょう。
それゆえに苦労も多いかもしれません。
ただ、苦労は万病のもと。。
あまり考えこみすぎず、
頭のリラックスを心掛けましょう。
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