手相において基本的な三本の線といえば、「感情線・頭脳線・生命線」。
少し手相に興味を持った人なら、この三本の線は覚えているのではないでしょうか。
わかりやすい名前がついているので、
その線が何を意味するかは容易に推測できるでしょう。
生命線が短いなんて言われたら、ちょっと不吉な感じがするかもしれません。
「長生きできないってことですか?」という質問を時々受けます。
Zさんはまさにこの相。生命線が短いのです(図:①)。
しかし、だからと言って短命を意味するわけではありません。
他の線と総合して判断し、その結果それぞれに意味を持ちます。
Zさんの場合、途切れた後に少しズレて新たな線が表れています(図:②)。
この線が生命線なのか頭脳線なのか、判断が難しいところなのですが、
私の解釈は、二つの線が融合された線なのではないかと考えています。
生命線が途切れる30歳を過ぎたあたりで、転機が訪れます。
生命線が運命線に呑まれるように一つに重なります。
その運命線とはどんなものかと言いますと、
Zさんの運命線の始まりは「身内」を表す金星丘から始まります。
家族や親戚など血のつながりがある人の援助や支援で道を切り開いていく人です。
家業を継いだりする人もいます。
Zさんはまさに後継者となる人なので、ドンピシャ!
そんな彼の頭脳線は経営者となるべくした「商人線」※勝手に名付けました(図:③)。
まず、頭脳線は生命線と全く離れたところから始まります。
これを俗に「KY線」と呼び、「空気が読めない人」を表します。
マイペースで人の意見に耳を貸さない頑固者。
自分の信じることであれば、まわりの目を気にすることなく大胆に行動します。
頭脳線の先端は「商才の丘」と呼ばれる水星丘(小指の真下)に引っ張られ、
最終的に線がハネ上がっています。
「お金」を軸としているところがあり、何事も損得勘定で考える人です。
商売に必要なのものは非凡なアイデアとマネー感覚。
それを実現する実行力だと思います。
この線はまさに「商人」を表す線ではないでしょうか。
また「火星環」という滅多にお目にかからない特殊な相が出ています(図:④)。
「情熱・闘争心」を表す第一火星環から「孤独・努力」を表す土星丘に伸びるこの線。
努力でチャンスを掴む成功者に表れる相です。
この線がある人はどん底から一気に這い上がる、
「一発逆転ホームラン」のような展開も期待できます。
まだ線は薄いので、後天的に表れたものかもしれません。
前回の記事のSさんと同様、
Zさんの40歳以降の運命線もほとんどないに等しい薄さです。
運命線が意味するものは「仕事・苦労」です。
この線ががないということは、
経営がうまくいって「社長」
事業に失敗して「主夫」
まさかの「窓際族」
などが考えられるでしょう。。
一体、どんな未来が待ち受けてるのでしょうか。。
ただ、頑張りすぎには注意です。
「お疲れモード」を示す「放縦線」が出てます(図:⑤)。
無意識に過労や不摂生などで体力を消耗し、体が疲れているかもしれません。
一本の長いはっきりとした結婚線を持つ方です(図:⑥)。
結婚生活は安泰です。
素晴らしい奥さんに甘えて、ときどきは羽を休めてください。
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