2016年6月23日木曜日

頼りないヒーローの手相

今日は37歳・既婚女性・画家&主婦のKさんの左手を見ていきます。

Kさんは基本三線全てがやや鎖状になっています。
鎖状の線はその線の持つ意味を弱めると言われています。

感情線 →移り気・浮気
頭脳戦 →散漫な知能
生命線 →体力の減退

基本的には上記のような意味を持ちますが、
Kさんの場合はそれぞれの意味を持つというよりは、
全体的な気質を表しているような気がします。
デリケートで多感なタイプなのではないでしょうか。
繊細で自信がなく、流されやすいような印象です。

特に愛情面では注意が必要です。
感情線の支線が下降して生命線の起点につながっています【図:①】。
この線を持つ人はお人好しで人に頼られると断れなかったり、
人の意見に流されやすい性質を持ちます。
他人に尽くしたわりには、見返りが少ないです。
時には自分の意思を突き通したり、
はっきりNOという勇気を持ちましょう。

注目すべき線は第二火星丘から伸びる運命線【図:②】と太陽線【図:③】。
この二つの線は別名「忍耐線」と呼ばれます。
忍耐線を持つ人は我慢強い努力家です。
第二火星丘は闘争心や正義を表す場所ですから、
反骨精神溢れる人を表します。
エネルギーの根源は独自の価値観から生まれるものであり、
長いものに巻かれない信念を貫く人です。

これらのことからわかるのは、
Kさんは弱きを助け強きを挫くような人だということ。
権力には屈せず、弱いものを助けるようなヒーローのような存在です。
ただ、Kさんが注意すべき人物は、実は力のある者ではなく弱者の方。
弱者の仮面をかぶった悪人に騙されないように。


いい線が二つ出ています。

一つは太陽丘に表れるマーク【図:青い線】。
このマークは三角とも四角とも丸とも見えるような見えないような。
はたまた一本の線でもなくグリルとも言えない、
でも何かになろうとしている、そんな気配があります。
太陽丘は人気や名声を表す場所であり、
この場所は何が表れてもほとんど幸運を示します。
したがって、どのマークだとしてもOK!
自分の努力が認められたり、才能が開花する、
災難から逃れたり、ラッキーなことが起こる予感です。

もう一つは千金紋【図:⑤】。
この線は別名「成り上がり線」。
自分の実力で一財を築く暗示です。
今までの努力が報われる日が来るかもしれません。

どちらの線もまだ薄く不安定なものなので、
目標まであと一歩といったところでしょうか。

運命線【図:赤い線】はところどころ切り替わっていますが、
基本的にはまっすぐに伸びています。
紆余曲折ありながらも、自分のやりたい道に進める人です。
30歳頃までにいくつかの障害線が表れていますので、
若い頃は苦労が絶えないかもしれませんが、
30歳以降は徐々に安定していきます。


Kさんは優しく愛情に溢れた人ですが、
やや頑固で融通が利かないところがあるかもしれません。
一度、固定観念を捨てて、
ピュアな目で物事を見つめ直すと、
新たな発見があるかもしれません。


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