2016年7月6日水曜日

運命線がない手相

今日は30代・既婚男性・CGデザイナーのSさんの左手を見ていきます。

Sさんの手にはハッキリとしたますかけ線【図:①】が表れています。
ますかけ線を持つ人は掴んだ運は決して離さない強運の持ち主です。
自我が強い傾向があり、他人の意見に耳を貸さない人です。
運気の波が激しく、大成功することもあれば、極端に落ち込むこともあります。
この線に良い運命線や生命線が加わると大成功を掴みますが、
良い運命線や生命線を伴わなければ、人生の敗北者となります。

ますかけ線は頭脳線と感情線が統合した線ですが、
Sさんの場合、それとは別に感情線【図:②】と頭脳線【図:③】が表れています。
これを変形ますかけ線と呼び、
通常のますかけ線よりはマイルドな意味を持ちます。
運気も落ち着き、人柄や性格も柔らかなものになります。

とはいえ、二重の感情線を持っていますから、
二倍の愛情、情熱を持つパワフルな人に違いありません。
深い愛情とハングリーな精神を持ち、戦いに挑む人です。
やりたいことを見つけたら一直線に立ち向かっていきます。

頭脳線は短めなので、直感的で判断力に優れています。
頭で考えるよりもフィーリングを大切にしていて、
感覚的な判断をしたり思いついたことをすぐ実行に移します。
持ち前のエネルギーを生かし、気合で勝負する人です。

人気を表す太陽線【図:④】が出ています。
能力や才能が認められ名声を得ることができるでしょう。
太陽線は感情線から伸びていますので、
50歳以降から安定した生活を得たり財運が上がるなど、
晩年を幸福に過ごせることを暗示しています。

ただ、気になるのは、
Sさんの手相に運命線が表れていないこと。
運命線は「生きる力」を表す線です。
ほとんどの人が運命線を持っていますが、
たまに運命線が薄かったり全く表れない人がいます。

このような人は意思が弱かったり、
進むべき道が見えていなかったり、
他人任せで流されやすいタイプ。

しかし、運命線がないからといって運がないわけではありません。

控えめながらも協調性があり楽観的で、
その場に応じて柔軟に対応できるようなタイプの人もいます。

もしくは、自分をアピールするよりも
縁の下の力持ちタイプで、誰かをサポートする人生を歩む人もいます。
主婦の方は運命線がないことが時折ありますし、
意外かもしれませんが、社長タイプの人も運命線がない場合があります。

Sさんはどこに当てはまるでしょうか。

最後に、もう一つ興味深い線のお話をしましょう。

生命線の上、1/3ぐらいに細い障害線【図:⑤】が複数表れています。
この線の始まりは「闘争」を表す第一火星丘。
この線を持つ人は社会的反抗心を強く持っています。
それは親子関係の不和に起因しています。
親との関係がうまく結べない場合、
社会との関わり方もわからなくなってしまうからです。

もし、親子の間でわだかまりがあるのならば、
早急に問題を解決しましょう。

親を愛し感謝する気持ちを持つことで、
自然と他人や社会を愛することができるようになります。

外からは明るく朗らかな人に見える反面、
内側にはどこか影を持つような人です。
目には見えない苦悩を抱えているかもしれません。



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