2016年8月7日日曜日

切り替わる運命線

今日は47歳・未婚男性・会社員のOさんの左手を見ていきます。

Oさんの手は適度にふっくらしていて掌線も多いですが、
線は薄くぼんやりしています。
穏やかで適応能力が高く柔軟なタイプの人です。
安定していて、落ち着いた印象を与えるでしょう。

しかし、ますかけ線【図:①】が現れていますから、
自我は強く個性がはっきりした人です。
運気の波も激しく、成功する可能性も高いですが、
その分、極端に落ち込む可能性もあります。

Oさんの人生は大きく分けると、
0歳〜21歳、21歳〜35歳、35歳〜45歳、45歳〜、
という4つのパートに分けることができます。
運命線【図:赤い線】がその時期に切り替わっていること、
また生命線【図:②】も45歳頃、転機を示す支線が現れています。

21歳〜35歳頃には複数の障害線【図:③】が現れています。
この時期は家族や社会との関係がうまくいかなかったり、
精神的なストレスを感じることが多いかも知れません。
人に気を使いすぎて、神経がすり減ることを示しています。

また、この時期、運命線は二つの線が交差しています。
何か全く違う二つの分野に取り組んだり、
二つの場所からの影響を受けていることを示します。
修行期間とも言えるような、
率先してスキルを身につける勉強の時期です。

30歳を過ぎた頃に身につけたスキルを活かし、
実社会で活躍し始めます。
すべてが順調で軌道に乗り始めたと思った矢先に、
大きな壁にぶち当たったり、全く別の選択肢が現れたり、
人生の転機が訪れるのが35歳頃です。

この時期は人に助けられます。
思いがけない人に声をかけられたり、
困難な状況を救ってくれる頼れる存在が現れます。
また、大衆の力を得て人気が出るかもしれません。
胸が弾むような新たな道を見つける時です。
35歳〜45歳頃は比較的安定した日々を送ることができるでしょう。

45歳を過ぎた頃にまた新たな風が舞い込みます。
この風はいっけん心許ないものと映るかもしれませんが、
生涯を捧げる場所となります。
そこは常に新鮮な気持ちで取り組める刺激的な場所です。
さらに、どんどん遠くに向かっているように見えるのに、
実はどんどん自分の芯に近づいていくような
安心感を得ることができるでしょう。


気になる線が二つあります。

一つは貢線【図:④】。
この線は「貢ぐ」人に現れる線ですが、
「貢ぐ」のは他人にではなく自分にです。
自己投資や趣味や遊びにお金を使うタイプです。
お金が入ってこないわけではないのですが、
入ってきたお金をそっくりそのまま使ってしまう傾向があります。
お金の使い方に注意しましょう。

もう一つはビアラシビア線【図:⑤】。
この線はまだはっきりと現れているわけではないので、
予備軍だと考えてください。
ビアラシビア線を持つ人は束縛を嫌う自由人。
他人に侵されたくない自分の居場所を持っています。
「自由」を求める気持ちが強くなるかもしれません。

二重感情線【図:⑥】を持つ人ですから、
パワフルでどんな時も積極的に行動を起こします。
困難な状況に陥った時こそ底力を見せます。
柔らかな物腰の陰に熱い情熱を秘めた人です。









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