2016年9月2日金曜日

生命線に影響線

今日は36歳・既婚男性・会社員のAさんの右手を見ていきます。

通常、初見は左手からなのですが、今回は例外的に右手を見ていきます。
右手は後天的な運命・現在を表します。
今の自分の状況や、歩んできた道から生まれる運命などがわかります。
Aさんが今どんな状況なのか、見ていきましょう。

A さんは掌線がはっきりして、シワが少ないです。
明確な意思があり、細かいことは気にしない単純な人ですが、
人間関係や人付き合いでストレスを抱えているかもしれません。
愛情を示す金星丘に障害線【図:①】が現れています。
これはネガティブな感情や精神的な疲れを表す線です。
この線に縦線が交わると、グリルという愛情を示す線に変わります。
今は縦線も現れていますが、横線の方が多い印象です。
前向きな気持ちを忘れないようにしてください。

頭脳線【図:②】と生命線【図:③】の重なりが長く、
感情線【図:④】の起点が低めです。
これらの線は気が小さく危ない橋は渡らない慎重な人を意味します。
いつも冷静さを失わず、周りのことをよく見ています。
猜疑心が強く、なかなか他人に心を開きません。
身内や一度心を許した相手には献身的な愛を注ぎます。
「他人」と「身内」という感覚が強い人です。
 
頭脳線のラインは極めて標準的。
バランス感覚に優れ、堅実な道を進みます。
常識的で適応力があるサラリーマンタイプ。一般社会で活躍します。

太く張り出した力強い生命線を持っています。
また副生命線【図:⑤】も現れていますから、体力に恵まれます。
特に30歳位までは生命力に満ち溢れ、どんなことも気力と体力で乗り越えます。

その生命線に様々な影響線が現れていますのでご紹介してきましょう。

まずは恋愛の時期を示す恋愛線【図:青い線】。
恋愛線は27歳頃と31歳頃、二本現れています。
結婚線【図:⑥】は34歳頃に現れていますから、
二度目の恋が結婚に結びついているでしょう。
深く刻まれた長い結婚線ですから、ご縁の深い運命の相手です。
ただ線はやや下降気味なので、長い結婚生活を送る中で不満が溜まったり、
忍耐を強いられることになるかもしれません。
おそらく結婚はそういうものですから、自然と言えば自然ですよね。

転機が訪れるのは36歳。
今まさにといったところでしょうか。
生命線から月丘方面に伸びる支線が現れています。
これは環境の変化を表します。
転職したり、引っ越したり、家族が増えるなど、
それまでの生活スタイルから一変するかもしれません。

その後、財運、金銭運がアップするのが47歳。
収入が上がったり、思いがけないボーナスが入ったり、遺産を継いだり、
経済的に嬉しことが起こる予感です。
それによって、家庭運も上がります。
結婚生活・家庭生活には「お金」は必要不可欠な要素となります。
そこが安定すると、家族関係もうまく回り始めます。

ただ、その時期は他の影響線も幾つか現れていますので、
いろいろなことが重なる大変な時期となりそうです。
身内や親戚との不調和、体調不良や怪我、事故や病気、
対人関係のトラブル、仕事の失敗・・・等。

しかし、火星環【図:⑦】を持つ人ですから心配ありません。
火星環は災いの中で福を掴むという意味があります。
この線を持つ人は困難や障害に遭遇しても諦めない辛抱強さと、
ピンチをチャンスに変える機転、さらに強運を持っています。
トラブルが重なって、ついてない!と思う時こそ、
運命を変えるチャンスです。

その後、65歳の時に心を奪われる出会いがありそうです。
最後の恋、もしくは孫の誕生かもしれません。

68歳頃、体に気をつけてください。
生命線がその時期に二股に分かれています。
体力がガクッと落ちたり、病気が見つかりやすい時期です。
ここを越えると80歳過ぎまで長生きできます。

運命線【図:赤い線】も複数現れていますし、
精力的で前向きな人生を歩みます。
波乱もありますが、乗り越える強さも持った人です。
是非人生を謳歌してくださいね。








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