2016年9月10日土曜日

放縦線×障害線

今日は36歳・未婚男性のTさんの左手を見ていきます。

Tさんは現在、仕事について悩みを抱えているということなので、
仕事運を中心に見ていきましょう。

その前に、、
Tさんは現在、かなり疲れているようです。
放縦線【図:①】がはっきり現れています。
この線は不摂生・不健康を表す線です。
この線を持つ人は健康に気をつけず、不規則な生活を送っていたり、
慢性的な疲れが溜まっていたり、胃腸が弱っていたり、
ストレス過多な生活を送っています。
仕事や雑事に追われて、自分の体を蔑ろにしているようです。
また、精神的に我慢の限界を迎えているかもしれません。

生命線1/3位に障害線【図:青い線】が多数現れています。
障害線は文字どおり「障害」を示す線ですが、
このように青年期に多数の障害線を持つ人は、
反抗心が強く社会とぶつかりやすいタイプ。
その多くは親との関係に起因しています。
親子関係がうまく結べない人は、
社会との関わりもうまくいかない場合が多いためです。

21歳から24歳頃までは特にスランプの時期です。
運命線【図:赤い線】に島紋が現れています。
島紋も「障害」を示す線です。
人間関係のトラブル、家庭の問題、体調不良など
人生の停滞期を経験しているはずです。

28歳頃からは二つの仕事に従事しているか、
もしくは仕事のパートナーと二人三脚で歩んできたかもしれません。
運命線が二本、平行して上っています。
その線は35歳頃まではっきり現れていますが、
その後、消えそうなほど薄くなっています。
道を見失うような予感です。

感情線【図:②】から下向きの支線が多数見られます。
下向きの支線はネガティブな感情を示します。
弱気になっていたり、後ろ向きになっている状態かもしれません。

また、M線【図:③】と盲目線【図:④】を持つ人ですから、
押しに弱く、頼まれると断れないお人好しな面があります。
まわりに流されやすい人ですが、
良く言えば、協調性があり情に厚いタイプ。

金星丘に細かい障害線【図:⑤】も現れていますから、
まわりの目や場の空気に敏感で、
神経が擦り減るくらい気を使っているかもしれません。

頼みとなるのは、二重感情線【図:⑥】。
この線は情熱的でエネルギッシュな人を意味します。
意欲的でチャレンジ精神溢れる人です。
また、この線を持つ人は困難な出来事が起きても不屈の精神で乗り越えます。
強い忍耐力、反骨精神を持っています。
逆境に立たされるほど、思いもよらないパワーが生まれ、
ピンチをチャンスに変えることができます。

さらに、土星丘に複数の縦線【図:⑦】が現れています。
これは真面目で勤勉な人に現れる線です。
高い理想や夢があり、それを実現するために自ら進んで行動を起こす人です。
志が高く上昇志向が強いので、努力することが苦にならないタイプ。
たゆまぬ努力がやがて大輪を咲かせます。

転機が訪れるのは41歳。
生命線【図:⑧】がこの時期に切り替わっています。
月丘方面に伸びる生命線は旅行線とも呼ばれます。
旅行・海外・遠い世界に縁がある人です。
狭い世界に閉じこもらず、グローバルに活躍するなど、
広い世界で生きた方が実力を発揮できる人です。

なんとなく手相全体から、閉ざされた空間、窮屈な思い、行き止まりなど、
閉塞的なものを感じますから、広い世界を意識することは開運の糸口となりそうです。
自分を抑圧しているものから解放された時、新たな道が開けます。
また、一時的にでも遠くの場所で過ごす、ホテル住まいをする、旅行をするなど、
いつもと違う環境に身を置くこともお勧めです。
日常とかけ離れたところで、問題を見直してみると何か発見があるかもしれません。
頭と心をリフレッシュさせることが重要です。

遺産相続線が二本現れています。
金星丘から始まる水星線【図:⑨】と月丘から始まる太陽線【図:⑩】。
これらの線を持つ人は、家業を継いだり遺産を相続すると言われています。
身内からの援助を受けたり、先祖の財を受け継ぐ可能性が高いです。
お金に困ることはなさそうです。

Tさんはお金儲けを考えるようなタイプではありません。
自分のこだわりや譲れぬ部分を追求していくと幸福を得られる人です。
何が自分にとって最も大切なものか、今一度考えてみてください。










0 件のコメント:

コメントを投稿