2016年9月21日水曜日

水星線or健康線



今日は31歳・未婚男性・自営業のFさんの左手を見ていきます。

Fさんの手相に題名をつけるとしたら、「険しい道のりの途中」。
なにやらとても苦労していそうな予感です。

それを示している線がありますので、ご紹介していきましょう。

⑴ 水星線or健康線【図:①】

月丘もしくは火星平原と水星丘を結ぶ線は
およそ水星線か健康線のどちらかの線です。
この判断は本当に難しくて、それぞれの専門書でも判断が分かれるところです。
その時々によって、よくよく見た上で近いと思う方を選択しているわけですが、
Fさんの場合は極めて難解です。
か細い切れ切れの線が複数現れているのです。

水星線のように見えますし、健康線にも見える。
とどのつまり、どちらの意味も汲んでいるのではないかという結果に至りました。

水星線は主に財運を示す線です。
商売のセンスや経済力、お金の使い方を示します。
切れ切れの水星線は財を成すまでに時間がかかることを意味します。
商売のセンスが乏しかったり、稼ぐ能力があるのにそれに気づいていなかったり、
押しの一手が弱いなど、稼ぐのにあと一歩という状態です。
たくさん現れていますから、あの手この手で努力しているものの、
いまいちピントがズレているのか、なかなか結果につながっていないかもしれません。

健康線はその名の通り健康を示す線ですが、
この線はない方が健康良好で、健康線が出ていると「不健康」を意味します。
切れ切れの健康線は消化器が弱っていることを表します。
消化器が弱る原因は生まれつきもありますが、
ストレスや食事、生活習慣が影響するようです。

これらのことを総合すると、
お金を得るために頑張ってはいるものの、
結果に結びつかず、ストレスや疲労だけが溜まっている状態なのではないかと。。
不安定な経済力は体を蝕みます。

⑵二重感情線【図:②】

二重感情線は二倍の愛情と情熱を持つエネルギッシュな人を表します。
もともと持った気質の場合もありますが、
この線は後天的に現れることが多い気がします。
困難なことが続いてメンタルが強くなったり、
逆境に立たされて忍耐力が育つような、試練が生み出す線なのです。
この線を持つ人は人の痛みがわかる優しい人であり、
また、バイタリティがあって辛抱強い人です。

Fさんにしても何かがあってこの線が生まれたのだろうか、と思うわけです。


このように試練の中にいるとしても、
そうでない場合も、転機が訪れるのは間違いありません。
運命線が切り替わっています。
その時期は35歳。
環境や仕事、肩書きが変わるようなタイミングです。
それまでとは違った分野で活躍したり、
引っ越しをしたり、人間関係が変わるかもしれません。

運命線【図:赤い線】は月丘から始まっていますから、
それまでは他人の力を得て生きてきた人ですが、
35歳を過ぎてからは自力で道を切り開いていく暗示です。

まだ線が薄いので、先行きは不確かですが、
これからの自分の努力次第で確かな道を築きあげることができます。

最後に恋愛運・結婚運についてお話ししましょう。

恋愛線【図:青い線】は30〜31歳に現れています。
今まさに意中の人がいるのではないでしょうか。
結婚線もまさに今現れていますから、覚悟を決めるときかもしれません。

ただ、注意して欲しいのは、やや浮気がちな気質も現れていること。
感情線【図:③】の先端が箒状に枝分かれしています。
この線を私は八方美人線と呼んでいます。
この線を持つ人は気が多く誰にでもいい顔をする人。
恋愛においても気になる人がたくさんいたり、
一人の人に決められない浮気性なタイプが多いです。

また、恋愛線が31〜32歳の頃にも現れています。
短い期間の中で二人の女性に心を奪われそうな予感です。

結婚線【図:④】についても枝分かれしそうな危うさがあります。
枝分かれする結婚線は離婚・別居・破局を意味します。
結婚については慎重に。
心から一生を捧げられる相手を選びましょう。

素晴らしい相手と素晴らしい未来に出会えますように。



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