健康線×鎖状の生命線

今日は28歳・未婚女性・会社員のSさんの左手を見ていきます。

健康運と結婚運を中心に見ていきましょう。
どちらもSさんの不安の種のようです。

1.健康運

まず、手全体が細かい線やシワが多い印象です。
基本三線も細かい線の集合体のような弱々しい線。
掌線は基本的に一本のくっきり刻まれる線が望ましいです。
Sさんの手からは生命力の弱さ、気の弱さ、迷い、自信喪失などを感じます。

掌のシワが多い人は、
神経が細かく、感受性が強く、打たれ弱いところがあります。
外部からの刺激を直接的に受けやすいタイプなので、
それによってストレスを溜め込んでしまったり、
心労が絶えないかもしれません。

注意してほしいのは、胃腸科系の病気です。
生命線の途中から少しの間、線が鎖状に現れています【図：①】。
これは胃腸の疲れを暗示します。
時期的にはおよそ24歳頃から30歳頃まで。
胃腸が弱る原因は様々ですが、
ストレスから生まれる場合も多いと思います。

健康線【図：②】もくっきり現れています。
健康線は「不健康」を示す線です。
体の不調を手がお知らせしてくれています。

生活習慣を見直し、健康的な生活をはかるのはもちろんですが、
精神的なケアも大切です。
無理をせず、自分の心と向き合う時間を作ってください。


2.  結婚運

過去の失恋の傷が残っているようです。
25歳頃、はっきりとした恋愛線【図：青い線】が現れていますから、
身を焦がすような恋を経験したのでしょう。

その出会いが自分にとって大きいものであればあるほど、
それが破綻した時、残る傷もまた深くなるものです。

新たな恋愛線が現れるのは28歳頃です。
まだ、はっきりとは出ていませんが生まれ始めています。
恋愛線は愛情、恋心を示す線です。
もしかしたら、すでに気になっている人はいませんか。

結婚線【図：③】はズバリ、35歳頃に現れています。
この時期に結婚のチャンスが訪れます。
長い結婚線ですので、縁の深いお相手と巡り会います。

ただ、結婚線の途中に島紋が現れています。
島紋は「障害」を示すマークです。
結婚生活の途中で乗り越えなければいけない壁に遭遇します。
しかし、その後も結婚線は伸びていますから、
夫婦関係に溝ができたとしても関係を修復してやり直せるという暗示です。


最後に運命線【図：赤い線】を見ていきましょう。

運命線は途中で線がこんがらがっています。
ぐちゃぐちゃという意味ではなく、
複数の線が現れたり、消えたりと忙しい時期があります。
それが、やはり35歳前後。

30歳頃に生命線に開運線【図：④】が現れています。
これは素晴らしい良線です。
自分の努力が認められたり、チャンスが訪れたり、運がひらける時です。
新たな道を見つけるかもしれません。

運命線も30歳から生まれる線があります。
この線は40歳頃まで伸びていますから、
仕事とは別に何かに夢中になったり、
意欲的に取り組むべき課題が見つかるでしょう。
そのことが心の支えとなるはずです。

それと同時に現実では、32歳頃に転機があります。
つまり仕事や環境がこの時期に変わる予感です。

30歳から40歳の間は変化が目まぐるしく、
何かと気ぜわしい日々を送ることになりそうです。
心にも体にも負担がかかりやすいので、注意してください。
その10年の行いがその後の人生を左右します。

自分のペースを作ったり、
まわりに振り回されないような自我を確立することが要です。
自信を持って前向きに生きましょう！