2016年10月31日月曜日
月丘に向かう生命線
今日は40歳・未婚男性・自営業のNさんの左手を見ていきます。
Nさんは「自由人」の手相。
3つの掌線がそのことを示していますので、ご紹介していきます。
⑴ ビアラシビア線
月丘を囲むようにして現れるビアラシビア線【図:①】は、
「自由」を求める人に現れます。
束縛されることを嫌い、自分のペースで物事を進めるタイプ。
あらかじめ決まったルールに従ったり、
集団や組織の中にいると窮屈な思いをします。
あくまでも自分の考えやルールに沿って活動する一匹狼。
独立心も強いので、独立して仕事をした方がうまくいきます。
奔放で、酒タバコなどの快楽に溺れやすい人です。
異性問題でもトラブルを起こしやすい傾向があります。
⑵ 土星丘底部で止まる感情線
感情線【図:②】が土星丘の底部で止まっています。
土星丘は「孤独」を示す場所です。
この場所で止まる感情線を持つ人は、利己的な傾向が強く我儘で自分本位。
ただ、感情線はカーブを描き、先端は二股に分かれていますので、
その気質はややマイルドになります。
愛情表現が豊かで、人への気遣いもできる人です。
基本的に芯が強く、自分を曲げない一面を持っている人という印象です。
⑶ 月丘に伸びる生命線
生命線【図:③】がびゅーんと月丘方面に伸びています。
このような生命線を持つ人は、遠い場所に縁がある人。
故郷から遠く離れたところで生活したり、
旅行好きな人、海外に飛び出すなど、広い世界で生きるタイプ。
また、引越し魔であったり、転勤が多いなど、
落ち着きのない生活をする人もいます。
じっとしていられない性格で、
常に新鮮さを求め、新たな景色を目にすることで活き活きする人です。
「安定」とは無縁の人生になるかもしれません。
ふくよかな手を持っていますから、
愛に溢れ、人好きのする社交的な人であるはずです。
上記に述べたように、自我の強い自由人ではありますが、
繊細な一面もあります。
愛情を示す金星丘に細かな障害線【図:④】が現れています。
これは他人に対しての気遣いを示す線です。
やや神経質なところがあり、
精神的ストレスを抱えやすいかもしれません。
また、頭脳線【図:⑤】が蛇行し、途中に島紋が現れています。
蛇行する頭脳線は「考え方が変わる」ことを意味します。
経験を積む中で、思考がどんどん変化しているようです。
特に、島紋は障害を示す線ですが、
何か悩ましい出来事が起きた後に、
考え方がまるっと変わっているような気配です。
何があったのでしょうか。。
最後に、もう一つ気になる点を挙げます。
「運命線がない」ことです。
運命線は「生きる力」を示す線です。
この線がない人は、自立心・責任感・意欲が乏しく、
どこか他人任せであったり、自分はあくせく働きたくないと思っています。
汗を流すことが嫌いな人です。
もしくは、誰かに守られて生きていたり、
働かなくとも生きていける人。
主婦、企業家、経営者などには運命線がない人がいます。
自分が何としてでもやりたい!というものに出会ったり、
自力で戦わなければいけない状況に陥った時、
運命線は自然と現れるものです。
不思議な線ですね。。
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