2016年11月15日火曜日
単純な手相
今日は29歳・未婚男性・職人のOさんの左手を見ていきます。
Oさんの手相はまさに職人の手。
がっちりしているのはもとより、手のシワの少なさ、
手相の単純さが全てを表していると言っても過言ではありません。
手のシワの数は思考や精神の複雑さを示します。
手のシワが多い人ほど、多感で物事をあれこれと複雑に考えます。
シワがなくすっきりとした手相はシンプルで純粋な人を表します。
物事を難しく考えない単純明快な気質は職人さんの手に多く見らるものです。
頭や精神を使うよりも肉体労働やスポーツなどで体を動かしている方が
健全で生産的な日々を過ごすことができるタイプです。
本質的には単純で楽観的な気質を持った人ですが、
それとは相反する線も現れています。
金星丘に現れる多数の障害線【図:①】です。
金星丘は「愛情」を示す場所です。
障害線はその名の通り「障害」を表しますから、
この線は愛情面での葛藤を示すものです。
愛情豊かで思いやりの精神に溢れた人ですが、
人に気を使いすぎて神経がすり減っているかもしれません。
また人間関係のいざこざに巻き込まれたり、
仕事で過度なストレスを受けているかもしれません。
感情線【図:②】は直線的で木星丘の手前で止まっています。
理性的で冷静な人であり、克己心も強く、
自分の気持ちを抑制しがちです。
理不尽なことが起きても、心の中では憤慨しつつもそれを表に表せない、
悲しい出来事が起きても、決して人前で泣くことなどできない、
最高にハッピーな事態が起きても、照れてうまく笑えない、
など、感情表現が苦手な不器用な人です。
本心を溜め込みすぎて、突然爆発しないように、
日頃からマメな息抜きを心がけましょう。
ストレスがなくなれば、金星丘の障害線もスっと消えていきます。
あまり頑張りすぎないでください。
また、気にかかるのは、ほとんど現れていない運命線【図:赤い線】。
運命線は女性の場合、まったく現れない人をしばしば見かけますが、
男性で現れない人は珍しいです。
運命線は「生き抜く力」や「戦う意欲」を示す線です。
本来、狩猟本能を持つはずの男性に運命線がないというのは不思議なことです。
人生に夢を抱けなかったり、
ただなんとなく過ごしている状態、
特に苦労しなくとも平穏に過ごせる環境に置かれている、
といったような、積極性に欠ける人生を送っているような気配です。
それは決して悪いことではないですし、
守られた環境でのどかな暮らしができているかもしれません。
しかし、まだ20代の活力溢れる青年にとっては、
正直、物足りなさを感じずにはいられません。
「若いんだから、元気を出して!」という感じです。
うっすらと30代後半頃から運命線が生まれ始めます。
その時期から人生に対して前向きな気持ちを持ったり、
打ち込める何かに出会うかもしれません。
俵紋【図:③】を持つ人ですから、食うことには一生困りません。
俵紋は米俵を意味する線です。
大金を掴むとか、自力でお金を稼ぐということではなく、
どんな時も生活で苦労することはないということ。
金運や経済運に恵まれていることは確かなので、強運の持ち主だと言えます。
恋愛結婚については、
恋愛線【図:青い線】はいくつか現れていますが、
結婚線が見当たりません。
今は結婚に対して興味がなかったり、現実的になれていないでしょう。
結婚線は最もよく変化する線ですから、時期が来れば自然と現れます。
最後に、大吉相をご紹介します。
太陽丘に現れる三角紋【図:④】です。
この線はズバリ開運!を示します。
この線が現れてきたら、近くいいことが訪れるという暗示です。
出世したり、いい出会いがあったり、不動産を手に入れたり、
何か、新たなスタートの幕開けを意味します。
新しい扉を叩いてください!
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