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今日は33歳・既婚女性・販売員兼主婦のMさんの左手を見ていきます。
Mさんの手の印象を一言で言うと、「めちゃくちゃな手相」です。
何がそうさせているかと言えば、
それはひとえに頭脳線【図：①】と生命線【図：②】の切り替わりのせいです。
どちらの線も一度途切れて、離れた場所から再び新たな線が生まれています。
これは、人生の転機を暗示します。
人生のあるタイミングで、事件や事故、大きな出来事によって、
運命がガラリと変わったり、生き方や考え方が急転することを意味します。
流年法からみると、その時期はおよそ30歳前後。
病気、怪我、出会い、別れなどをきっかけに、
それまでの人生とは180度違う環境に身を置いたり、
新天地で新たな自分に出会う予感です。
手相の中で最もハッキリ現れているのは、感情線【図：③】です。
濃く刻まれる線ほど、その人の内面や生き方を如実に表します。
その人の長所や特筆すべき性質を表しているのです。
つまり、Mさんは感情豊かで感覚に優れた人だということ。
頭よりも心で現実を見つめたり、人よりも感受性の強い精神的な人です。
ただ、線が少し乱れていますから、精神的に弱い部分も持っているかもしれません。
感情が不安定であったり、まわりに流されてしまいがちであったり、
小さなことに思い悩んだり、多感がゆえに複雑な感情を抱えやすいのです。
感情線は直線的で先端が二股に分かれています。
直線的な感情線はあまり感情的にならないクールな人を示します。
思っていることがあっても、なかなか言葉に出せなかったり、
自分の感情を抑えてしまいがち。
二股に分かれる感情線は潤沢な愛情と情熱を意味します。
線が長ければ長いほど、情深く、一途な愛を貫きます。
献身的な愛を注ぐ誠実な人です。
深い愛をたずさえながらも心を開くことができず、
思いつめたり、執念を燃やしたり、
負の感情にとらわれてしまいそうな危険もありますが、
それほど深刻さを感じさせないのは、ある線のおかげ。
それは、カリスマ線【図：④】とも呼ばれる金星丘の縦線。
基本的に掌線の横線は障害やネガティブな感情、
縦線は幸運や上昇する運命、ポジティブな感情を表します。
金星丘は愛情を司る場所ですから、
ここに現れる縦線は前向きな気持ち、建設的な人間関係などを表します。
根っこの部分に肯定的な心を持っていますから、
人とぶつかりにくい、また、打算的なものがない慈愛に満ちた人です。
どんなことがあっても、前向きな気持ちを忘れず、
人を恨まず、前進する姿をまわりの人は「人格者」と称えるでしょう。
頭に浮かぶイメージはおとぎ話の「シンデレラ」。
ひたむきに健気に生きるMさんの笑顔が浮かびます。
蛇行する薄い運命線【図：赤い線】からも、そのことが伺えますし、
土星丘に立ち上る多数の縦線【図：⑤】からも、
もがき苦しみながらも立ち向かう勇敢な気持ちが表れています。
仕事および今後の運命は蛇行する運命線が教えてくれています。
これまでのように、やはり一筋縄ではいかない過酷な運命が待っているようです。
しかし、この先もMさんのシンデレラパワーで苦難も乗り越えていきます。
道は蛇行していますが確かに伸びていますから、超えられない壁はありません。
さらに、運命線にパートナー線【図：⑥】も現れていますから、
つねに傍でパートナーが支えてくれます。
特に45歳頃から55歳頃まではパートナーと二人三脚で歩んでいくような時期です。
最後に気をつけてほしいのは、健康面。
放縦線【図：⑦】と疲労線【図：⑧】が現れています。
どちらの線も「体の疲労」を示します。
体が極度に疲れているかもしれません。
仕事や家事に追われて体を酷使していませんか。
体が動かなくなれば、仕事もできない、お金も稼げない、
のは言うまでもありません。
体のメンテナンスをしっかり行いましょう
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