2016年3月2日水曜日

疲労線

今日は30代前半・既婚女性・会社員のMさんの左手を見ていきます。

もう、この方の手相は見れば見るほど心配になってきました。
どうやらとっても疲れているようなのです。
線を読みながら、解き明かしていきましょう。

まず、引っかかったのは「疲労線」(図:①)。
生命線の中央あたりから、下向きに複数の支線があります。
この線は病気ではありませんが、
慢性的に疲れている人、疲れやすい人に表れます。
また、神経質であったり、些細なことでも悩んでしまう繊細な方にも表れるようです。

第二火星丘から土星丘に伸びる線は「忍耐線」(図:②)と呼ばれる線です。
この線がある人は勝ち気で我慢強く、困難があっても決して諦めない人です。
Mさんはこの線が2本も出ているので、
相当な努力家であったり、頑張り屋さんという印象。


頭脳線を見てみると、綺麗に三股に分かれる素晴らしい相をお持ちです(図:③)。
知性と適応力と想像力、全てを兼ね備えた「頭のいい方」です。
線のコースは標準的で、一般的な常識を持ちつつも、
飛び抜けてスマートな知性はまわりの人から一目置かれるような存在でしょう。



中指と人差し指の間に入り込むように感情線は深く刻まれています(図:④)。
この線を持つ方は、好き嫌いのはっきりした人です。
愛情深く誠実で豊かな心を持っていますが、
同時に情にほだされることのないしっかりとした側面を併せ持っています。
たとえ、感情が揺れ動かされたとしても、
最終的にはクールな判断で、はっきりと自分の意思や決断を示します。
また自分の筋を通したいという、潔癖で融通の利かない一面もあります。

恋愛や結婚生活においてうまくいっている時はいいのですが、
一度亀裂が入ってしまうと、妥協してでも修復するというよりは、
未練を残さず別れるという決断を下してしまいがち。
伴侶や家族の気持ちを思いやる心を失わないようにしてください。


運命線が生命線から伸びる場合、「自立心」が強い人を表します(図:⑤)。
他人の援助や協力に頼らず、自分で道を切り開いていきます。
転機は2度訪れます。
1度目は30歳を過ぎた頃から。
もうすでに始まっているかもしれません。
2度目は55歳を過ぎた頃から。
 どちらも急展開ではなく、5年位の期間の中で徐々に変化していくようです。
将来に備えて計画的に準備ができる人です。
たとえ壁にぶち当たったとしても、乗り越えていけるでしょう。


まだ少し頼りない細い線ではありますが「太陽線」も出ています(図:⑥)。
複数の「太陽線」は、日々の努力の積み重ねが願いを叶えることを示しています。
「太陽線」は誰にでも出るわけではありません。
何かが動き出すと、それに伴って様々のなことが好転していきます。
状況が一変することもありそうです。


とにかく少し頑張りすぎているようなので、
たまには休息を取ってのんびりしたり、
軽いスポーツをして気分転換するなど、心と体を労ってあげてください。
一人で頑張りすぎず、ときには友人や家族に頼って、
リラックスした日々を心がけましょう。





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