2016年3月28日月曜日

蛇行する運命線

今日は30代後半・既婚女性・兼業主婦のMさんの左手を見ていきます。

Mさんの手は働き者の手。
しっかりしていて、なんだか安心する手です。

生命線は大きくカーブを描き、先端が二股に分かれています【図:①】。
さらに、生命線に沿うようにもう一本の線が表れています【図:②】。
体力があり、丈夫な体に恵まれた人です。
生命線が二股に分かれる相は、
体力に自信がある人とない人、全く逆の意味を持つことがあります。
線の濃さや長さ、また他の線を見て判断していきます。
Mさんの場合、張り出しが強く二股も大きく分かれていること、
また二重生命線を持っていることなどから、
健康で元気な人というイメージが湧きます。


感情線は起点が高く、水平に伸びる短い線【図:③】。
短い感情線は鑑定師によって判断が分かれます。
「冷静沈着で客観的」という鑑定もあれば
「感受性豊かな激情型」という鑑定もあります。

私の見解としては、「愛情表現が苦手な人」です。
カーブを描かない水平に伸びる感情線を持つ人というのは、
裏表がないまっすぐな人です。
また、はっきりとした自分の意思を持っています。
しかし、それを表に出したり、
うまく相手に伝えることができない人。
気持ちを伝えられずにいたり、
あるいは、感情をコントロールできずに失敗する人が少なくないでしょう。
つまり、「冷静沈着で客観的」も「感受性豊かな激情型」も
どちらのタイプにも当てはまることなんです。

不器用なタイプと言えますね。

Mさんの感情線は中指の下ぐらいまでの短い線ですが、
よく見ると薄い線が人差し指の下の方まで伸びています。
おそらく後天的に伸びてきた線だと思います。
人生を重ねるにつれ、愛情表現を学び、
成長している証ではないでしょうか。


「S線」という線も出ています【図:④】。
この線は積極的で自分主導で物事を進めたがる人。
恋愛や人間関係でも自ら引っ張っていくタイプです。


頭脳線は「月丘」に向かい長く伸びています【図:⑤】。
豊かな想像力があり、クリエイティブな才能を持つ人です。
芸術や美を愛する人に多く表れる相です。

その頭脳線の途中から二本の支線が表れています。
まだ生まれたばかりであろう線ですが、「水星丘」に向かっています。
「水星丘」は「商才」や「社交性」を表す場所です。
この線は「想像力を外に発信する力」を意味しています。
現実的に物事を考え始めたり、
新たな商売を始めた時に表れる線です。

クリエイティブな才能をビジネスとして成功させることができる相です。


最後に運命線を見ましょう【図:⑥】。
運命線は「自分で道を切り開く力」を表しています。

Mさんの運命線は20代後半から始まり、蛇行して伸びています。
なかなか思うようにはいかず、
いくつもの困難やトラブルを乗り越えていくことになるでしょう。
紆余曲折ありながらも、
自分の信じる道を探していく人生です。


道が開ける時期は、55歳前後です。
生命線に「開運線」が出ています【図:⑦】。
嬉しい出来事や待ち望んでいたことが起こる暗示です。
また、生命線から親指に向かって一本だけ
はっきりした線が表れています【図:⑧】。
今までの努力が報われる暗示です。
自分の実力が発揮できる飛躍の時期を示しています。

人生で最も印象に残る幸運な出来事があるでしょう。


険しい道が続くこともあるかもしれませんが、
希望を失わず、自分を信じて前に進めば、
道は必ず開くでしょう。




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