2016年3月8日火曜日

M線

今日は30代前半・既婚男性・会社員のPさんの左手を見ていきます。

線は基本的にはっきりと一本描くのが理想的です。
時々、線が薄かったり、途切れている場合がありますが、
それは線の持つ意味を弱めます。
鎖状になると、線の持つ意味を悪化させます。

Pさんは生命線と頭脳線の起点が鎖状になっています(図:①)。
幼少時代に病気をしていたり、
虚弱体質で風邪を引きやすい子供であったり、
もしくは、精神的に強い衝撃を受けていたり、
気の弱い子であったかもしれません。

おそらくご両親やご家族はそんなPさんを心配して、
大事に育ててくれたでしょう。


運命線(図:②)を見てみると、
始まりは「身内」を表す「金星丘」の方から出発していますが、
それからすぐに「他人」を表す「月丘」に引っ張られていきます。
若いうちに世の中に放り出され、
社会で揉まれていくことを意味しています。
まわりの人に助けられながら、
自らも経験を積んで成長してきたでしょう。

また、生命線の先端から枝分かれした支線が
「月丘」に伸びています(図:③)。
これは「海外流出線」と呼ばれ自国にとどまることなく、
世界に羽ばたいていく人です。
あらゆる国で活躍し、グローバルな生き方をするでしょう。

性格は慎重で冷静。
生命線と頭脳線の重なりが長いので(図:①)、
物事をよく考えてから行動する人です。
また、感情線(図:④)はどちらかというと起点が低く短いので、
感情をあまり表に出さない控えめで内向的なタイプ。
理性的に物事を判断できる人でもあり、「聞き上手」なので、
相談役になることが多いでしょう。


さらに、前回ご紹介した「S線」の反対の「M線」をお持ちです(図:⑤)。
人間関係では受け身になることが多いでしょう。
自然に相手のペースに合わせることができる人です。
恋愛関係では自分を引っ張ってくれる人に惹かれる傾向があります。
ちなみに前回ご紹介した「ドS線」のMさんとPさんは同じ会社の同僚です。
SとMで、仕事のパートナーとしては相性抜群です!


また、頭脳線の先端から枝分かれした支線が、
「第二火星丘」に向かっています(図:⑥)。
「第二火星丘」は「闘争」を表す丘。
正義感が強く、曲がったことや不正を許さない人です。

「第二火星丘」から「太陽丘」へ伸びる「忍耐線」も出ています(図:⑦)。
仕事でもプライベートでも我慢強く、
努力を続けて乗り超えていける人です。


天職は、社長の相談役になる秘書や、
正義感を生かして、警察官、弁護士、法律関係の仕事など
お固い道に進んだ方が自分の能力を生かせそうです。


Pさん、なんだかとてもまじめで誠実そうな印象ですね。


ただ、最後に、「ビアラシビア線」という線が出始めています(図:⑧)。

まだ、薄く、切れ切れです。
この線は「自由人」の相と言われ、自由を愛する人に出る線です。
誰にも縛られず、自由でありたいと思っている人に表れるのです。
正直、Pさんのキャラクターとはちょっと違う気もするのですが…。

もしかしたら、心のどこかで刺激を求めていたり、
自由を味わいたいという気持ちがあるのかもしれません。
現在の環境に息苦しさを感じているときにも表れることがあります。


たまにはハメを外して息抜きするのもいいかもしれません。





0 件のコメント:

コメントを投稿