今日は33歳・既婚女性・自営業のSさんの左手を見ていきます。
Sさんの手相はなんだか掴みどころがない印象です。
薄いけれど強い意味を持った線が表れていたり、
矛盾を感じるような相反する二つの線が表れていたりするからです。
まだまだ本領を発揮できていなかったり、
進化する可能性を持った伸びしろのある手相です。
今の現状と可能性についてお話していきたいと思います。
1.感情線
感情線【図:①】は一見、土星丘の底部で止まっているように見えます。
しかし実は、人差し指と中指の間まで伸びる線と木星丘まで伸びる線、
枝分かれする薄い感情線が続いています。
このような頭脳線を持つ人は明朗でまわりを明るくするタイプ。
情熱的かつ論理的で聡明な魅力のある人です。
思っていることをハッキリ伝える偽りのない人ですが、
かといって感情に任せて意見するということではなく、
論理詰めで物事を考え、最良の答えを出します。
頭の回転が早い人ですから、計算高い面があり、
ともすると、自分のことしか考えていない場合があります。
土星丘の底部で止まる感情線は利己的な性格を表しますから、
注意するべきポイントです。
人のために心と頭を使うと、結果的に自分に幸運が返ってきます。
2.副感情線
感情線の上にもう一本の横線、副感情線【図:②】になりそうな線が見えます。
二重の感情線を持つ人は愛情・情熱に溢れるエネルギッシュな人です。
以前にも増して、やる気がみなぎっていたり情熱が高まっているかもしれません。
また、この線を持つ人は逆境に強く、困難な時にこそ底力を発揮します。
逆に考えれば、障害を乗り越えて副感情線が生まれたとも言えます。
今後ますます精神力が育っていくでしょう。
3.頭脳線
頭脳線【図:③】も一見、ごく短く止まっているように見えますが、
実際は切れ切れの線が続いています。
切れ切れの頭脳線が表すものは「移り気」。
意志力が弱くまわりに流されやすかったり、
一つのことを続けることができない飽きっぽいタイプ。
よく言えば柔軟でどんどん変容することができる人ですが、
時には辛抱強く一つのことにこだわることも大切です。
忍耐を持って何かを達成すると、自信が生まれ、
何事にも動じない芯のある女性に生まれ変わります。
3.ラッキーM線
生命線・頭脳線・感情線・運命線の4つの線からなる
ラッキーM線【図:赤い線】がはっきりと表れています。
この線は調和のある幸福を意味します。
仕事、愛情、健康、お金などのバランスが取れた幸せな社会生活を暗示します。
ただ、この線は意外と誰もが持つ一般的な手相です。
というのも、ラッキーM線の一端を形作っている運命線は
その時期が35歳〜55歳を示しています。
世間一般では35歳〜55歳というのは働き盛りであったり、
家族を形成したり、生きることに最も責任を持つ時期であると思います。
なので、運命線も表れやすいのです。
それゆえに、私はラッキーM線というのは
「普通の幸せ」を示す線ではないかと考えております。
「普通の幸せ」が一番大切であり、案外それが一番難しいです。
Sさんはそれを自然と手に入れるでしょう。
4.生命線から水星線
生命線から伸びる水星線【図:④】が表れています。水星線は別名:財運線。
このような水星線は自分の力で財を成すことを意味します。
起業線と呼ばれることもあり、
自分の能力や技術を生かし、独立独歩の精神でお金を稼ぎます。
商売のセンスがあり、良い仕事に恵まれます。
以上、どの線も薄くはっきりしていませんが、
どのようにも成長できる、これからが楽しみな手相です。
今は35歳から始まる安定した幸運期を目前とした準備段階の時期です。
自分の軸となるものをはっきりさせておくと
今後の人生が生きやすくなり、自分らしい道を歩むことができるでしょう。
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