2016年8月17日水曜日

二つの感情線

今日は33歳・既婚女性・主婦のNさんの左手を見ていきます。

Nさんの手相は掌線が多く、複雑に絡み合っています。
手相が複雑なほど、複雑な性格を表しますから、
まずパッと手を見たときの印象で、その人が単純な人なのか、
ナイーブな人なのか、面倒な人なのか等を判断できます。
Nさんは繊細で難しい一面を持っています。
それだけではなく、様々な性質を持つ奥深い魅力のある人です。

頭脳線【図:①】は直線的で短いです。
現実的で直感を大事にするさっぱりした人です。
細かいことには捉われない合理主義者。
クールな印象を持たれることが多いでしょう。

珍しい線が出ています。
感情線が二本、それぞれ別のところから現れています。
一本は起点が低く木星丘に向かって上昇し【図:②】、
もう一本は起点が高く直線的に伸びて生命線に合流しています【図:③】。
感情線の見方は簡単に分けると下記のようになります。

感情線の起点  高い:外交的
感情線の起点  低い:内向的
感情線の形状  曲線:感情的
感情線の形状  直線:理性的

つまり、Nさんの場合、
「クールなのに気さくで、気さくなのにクール」という
相反する性質を同時に、しかも重複して持っていることを意味します。
外側から見えるイメージと内側に抱える性格が全く違う!
ということがあるのではないでしょうか。
さらに、自身の心の中にも矛盾する二つの感情が共存するかもしれません。
一筋縄ではいかないようなミステリアスな魅力が
人を惹きつけることも多いですが、
矛盾した感情に自分自身ついていけなくなる時もあるでしょう。
葛藤を抱えやすいタイプです。

「起点が高く直線的に伸びる生命線」はますかけ線でもあります【図:③】。
ますかけ線を持つ人は個性的で芯が強く、人の意見を聞かない人です。
そして、どこか「孤独」な人です。
独立した強さと独りぼっちの弱さみたいなものが常につきまといます。
そのような「孤独」を自身の才能に生かすことができれば、大きな成功を掴みます。
ますかけ線を持つ人はもともと才能に恵まれますが、
「成功を掴む」と言われているのは、
「孤独」の時間が才能を育てるからだと思います。
目標や理想を見つけると、途端に人生が輝きだします。

手相に何かとギャップのある人です。
上記以外でギャップを感じるのは、
ビアラシビア線【図:④】と金星丘の障害線【図:⑤】の関係。
ビアラシビア線を持つ人は「自由」を愛する人ですが、
それと同時に金星丘に障害線も表れています。
金星丘の障害線は気配り精神に溢れる人を意味します。
マイペースなようでいて、誰よりも人の目を気にしています。
逆に考えれば、人間関係のストレスに疲れて、
「自由になりたい」という思いが生まれているのかもしれません。

恋愛運・結婚運を見ていきましょう。
金星環【図:⑥】を持つ人ですから、フェロモンがあり注目を集めます。
特別に美人でなくとも、センスが良かったり自己プレゼン能力が高く、
不思議との異性からモテるタイプです。
恋愛線【図:青い線】も結婚線【図:⑦】も多数現れていますから、
たくさんのいい出会いに恵まれます。
30歳頃には寵愛線が現れています。
この時期に素晴らしい結婚相手に巡り会い、理想的な結婚をする暗示です。
ただ、結婚後も結婚線が現れている時は注意が必要です。
不倫や浮気にはくれぐれもご用心を。

最後に運命を見ていきましょう。
運命線【図:赤い線】、生命線【図:⑧】共に途中から線が二本表れています。
これは二つの仕事、二つの肩書き、二つの分野などで活躍する人を示します。
副業を持ったり、仕事と家庭を両立する人に多く現れます。
時期的には35歳頃から60歳頃までの間、
二つのことに従事して、忙しい日々を送ることになるでしょう。

これからの人生は今まで以上に刺激的で充実した毎日になります。
自分のやりたいことを明確に、
目標を具体的に立てるとさらに運気は上がりますよ!!



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