手の中央で止まる運命線

今日は38歳・未婚男性・会社員のSさんの左手を見ていきます。

Sさんの手相ははっきりしていて、細かな皺が少ないのが特徴的。
自分の意志が強く、どんな時もブレない安定感と
細かいことは気にしないさっぱりした性格が魅力です。

ただ、基本三線がすべて鎖状なのが気になります。
鎖状の線はその線が持つ意味を弱めます。

それぞれの線の意味を解読していきましょう。

感情線【図：①】は始めは直線的ですが、途中から急カーブを描いて上昇しています。
冷静な部分と激情的な部分の両方を併せ持つ人です。
普段はおとなしく理性的な人に見えますが、
ふとしたきっかけで感情的になることがあるかもしれません。
このような感情線を持つ人は好き嫌いがはっきりしていますから、
好きな人には献身的に尽くしますが、
嫌いな人や興味のない人には目もくれません。
極端なタイプと言えます。

また、鎖状の線からは、神経の細やかさを感じます。
根本的にはさっぱりした人であるにも関わらず、
ある狭い範囲において神経質な一面が見られるかもしれません。
ここだけは譲れない！というような
こだわりを強く持っている部分がありそうです。

月丘方面に向かう短い線と
その線から少し離れたところにもう一つの線が現れています。
このような頭脳線を持つ人は、二倍の頭脳を持つ切れ者です。
ただ、理屈っぽかったり、理性的すぎて
愛情運や家庭運が薄い傾向があります。
理想主義者であったり、ロマンチックなタイプなので、
現実の恋愛や人間関係に幻滅することが少なくないでしょう。

また、頭脳線【図：②】もやや鎖状に現れていますから、
あまり集中力がなかったり、
飽きっぽく興味の対象が次々に変わるかもしれません。

しかし、直観力や独自の洞察力に優れた人なので、
頭を使ってあれこれ考えるよりも、
フィーリングで感じたままに行動した方が運が開けるでしょう。
自分の直感を信じてください。

S線【図：③】を持つ人ですから、
どちらかというと自分が引っ張っていきたいタイプ。
はっきりとものを言いますし、主張を曲げない頑固さがあります。
人に指示されるのは苦手で、自分の意思で動くことを好みます。
目立ちたがり屋の人も多いです。

木星丘にスクエア【図：④】が現れています。
この線もリーダーシップを発揮する人に現れる線です。
人を見る目があり、人を教育したり導く才能を持っています。
良き上司、良き指導者、良き父になれる人です。
この線は、引率力や統治力があるというよりは、
相手が持っている本質を見極める眼力を持つ人に現れる線です。
管理職やマネジメントの才能があります。

財運を示す長い水星線【図：⑤】が現れています。
金運に恵まれる人です。
自分の努力や才能で金運をつかみます。
お金に苦労することはないでしょう。

最後に、運命線【図：赤い線】を見ていきましょう。
運命線は手首中央から掌の真ん中あたりまではくっきり刻まれていますが、
そこでピタリと止まっています。
幼少期〜青年期にかけては意欲的で幸福な人生を歩めますが、
30歳を過ぎたあたりから、運気が停滞する暗示です。

自分が目指すべき道を見失っている状態かもしれません。
今後の目標を立てて、新たな気持ちで再出発してください。
未知の世界が開けるはずです。