二重頭脳線

今日は33歳・未婚女性・会社員のAさんの右手を見ていきます。

Aさんの左手の記事は下記URlをご参照ください。
http://tewoyomu.blogspot.jp/2016/08/blog-post_23.html?m=0

手相は左右で違う場合があります。
左手は先天的な運命、右手は後天的な運命を表します。
左右見比べることで、生まれ持った運命をどう生きてるかが分かります。

Aさんの場合、大きく異なる線は頭脳線【図：①】。
左手では月丘に向かう長い頭脳線が一本現れていましたが、
右手では二重頭脳線が現れています。
このような頭脳線を持つ人は、二元的な性格を持っています。
一方は奔放、自信、大胆な性格を示し、
もう一方は冷静、慎重、敏感、細心な性格を表します。
相反するような二つの性質を持つ人ですから、
多くのギャップを抱えているかもしれません。
しかし、この相を持つ多くの人は大抵多才で
強い意志力と知的活動に優れた賢人です。
政治的才能や事業的手腕を発揮します。
ただ、このような二重頭脳線が女性にある場合は、
仕事には恵まれますが、家庭運には恵まれにくいようです。

本来持っている気質は、
精神的な傾向が強く、想像力豊かで独自の世界の中で生きるタイプですが、
経験を積む中で自信を身につけ、
大胆に行動できるようになったと考えられます。
自分の世界観を世の中に発信できる人です。

感情線【図：②】も右手とはやや異なる形状で現れています。
起点がかなり高めで、直線的に伸び途中から木星丘に向かって上昇しています。
感情線の起点が高い人は外交的で明るい性格です。
何事にも熱い情熱を持ち、積極的に行動する人です。
物質的傾向も強く、金銭感覚に優れています。

直線的な感情線は直情径行型の性質を表します。
裏表がなく、自分が思ったことを素直に言葉にする人です。
また、理性的でクールなタイプですが、
内面には熱い情熱を秘めていて、突然それが露わになることも。
短気であったり、急にハイテンションになることがあるかもしれません。
基本的には陽気で人付き合いが良く、親しみやすい人です。

しかし、左手同様、盲目線【図：③】が現れています。
情にほだされて、自分を見失わないように注意しましょう。


それでは、今後の運命を見ていきましょう

運命線【図：赤い線】がはっきり現れてくるのは35歳を過ぎてから。
これもほぼ左手と同じですが、異なるのは木星丘方面に向かっていること。
木星丘は「権力」「向上心」「指導力」などを示す場所です。
自分のために人生を謳歌するというよりは、
権力を得る、理想を実現するなど目標を掲げて邁進する、
達成意欲が強い野心家です。

土星丘に多数の縦線【図：④】が現れています。
この線を持つ人は上昇志向が強く、真面目で勤勉です。
高い目標のために、自ら進んで学びます。
頑張ることが好きな人であり、ぼんやりしていると不安になるタイプ。
努力することが苦にならない人なので、自然と実力をつけて大成します。

チャンスがあるのは、33歳。
生命線【図：⑤】から開運線【図：⑥】が現れています。
この時期に努力してきたことが認められたり、
ご褒美となるような出来事があります。
もしくは、今後ずっと付き合っていくことになる、
信頼できる何かに巡り合うかもしれません。
仕事・恋愛・家族・趣味・居場所…。

徐々に道が開けていく暗示です。

その後転機が訪れるのは、38歳。
生命線から月丘に向かって伸びる支線が現れています。
この時期に大きく環境が変わるでしょう。

さらに46歳頃に再び転機が訪れます。
その時期からは役割が増えたり、
やるべきことが増え、大変忙しくなりそうです。

Aさんは大器晩成型。
太陽線【図：⑦】が感情線あたりからハッキリと上っていますから、
晩年に人気が出たり、支持を集めます。
とても充実した日々が待っているはずです。