2016年9月7日水曜日

放縦線

今日は34歳・既婚女性・自営業のKさんの左手を見ていきます。

性格と運命に分けてお話ししていきましょう。


《 性格 》

頭脳線【図:①】から見ていきましょう。
Kさんの頭脳線は直線的に伸び、途中でカクッと折れるように急下降しています。
このような頭脳線を持つ人は、現実的な面と創造的な面を併せ持っています。
計画性がありながらも、物事を進めていく中で柔軟に手を加えたり、
変更していくような適応力があります。
クリエイティブな才能を持つ人も多く、
発想力や感性を生かして実践したり、仕事に結びつけることができます。

さらに頭脳線の途中から第二火星丘に伸びる線が現れています。
これは、人生のどこかのタイミングで奮起したり、
より現実的な考えを重視して活動していくことを表します。
本来は精神的な傾向が強い人ですが、
人生経験を積むにつれて、物質的な欲求が強くなったり、
現実と戦うことになるかもしれません。

感情線【図:②】は緩やかなカーブを描いて上昇し、
中指と人差し指の間に流れ込んでいます。
このような感情線を持つ人は温厚で人当たりが良く愛情豊かです。
感情のバランスが取れていて、愛情表現も上手ですが、
やや好き嫌いが激しいところがあります。
好きな人には献身的な愛情を注ぎますが、
嫌いな相手、興味のない人には目もくれません。

また、生命線の起点に向かって伸びる支線も現れています。
これは、盲目線【図:③】。
情に厚く、優しすぎるところがあり、
頼られると断れなかったり、押しに弱いお人好しタイプ。
また、恋愛では献身的に愛を捧げた割に見返りが少なかったり、
騙されるなど失敗しやすいタイプ。
惚れた弱みにつけこまれる危険があります。


《 運命 》

運命線【図:赤い線】は土台線から始まっています。
若い頃に猛勉強したり、専門分野の知識を習得したり、
社会に揉まれて修行のような体験をします。
身内と他者からの影響を存分に受けて学習し、
それがその後の人生に深く影響を与えます。

30歳頃までは夢に向かって邁進しますが、
30歳頃、結果が出たり、物事が完成されたり、行き止まりに辿りつきます。
この時、それまでとは違う人生を選ぶことになります。

35歳頃からは、自分が表に出て活動するというよりは、
家庭に入ったり、誰かのサポートに回ったり、隠居のような生活に変わります。
35歳頃〜50歳頃までの運命線が極薄いのです。
運命線は「生きていく力」を表す線ですから、
自立心、責任感、意欲が強い人ほど運命線はハッキリと現れます。
運命線が薄い人というのは主婦・ニート・資産家など、
ハングリー精神がないことを表します。

26歳頃〜40歳頃まで生命線に沿うようにパートナー線【図:④】が現れています。
これは心の支えとなるようなパートナーの存在を表します。
いつもそばで見守ってくれる素晴らしいパートナーに恵まれます。
仲の良いカップルであることがほとんどですが、
恋人に依存している場合もあります。
ですので、パートナー線が消えても大丈夫。
パートナー線が消える時は、精神的に自立する時だと考えてください。

44歳頃、体調に気をつけてください。
生命線【図:⑤】が二股に分かれています。
大きく二股に分かれる生命線は環境の変化や活力が生まれることを示しますが、
小さく二股に分かれる場合は注意が必要です。
急に体力が落ちたり、怪我や病気になりやすい時期です。

60歳頃から再び運命線がくっきり現れていますから、
第二の人生を模索し始める時です。
新たなやりがいを見つけて人生が輝きだすでしょう。


最後に注意してほしい線をご紹介します。
月丘に横に伸びる切れ切れの線が現れています【図:⑥】。
これは放縦線と呼ばれる線で、不摂生や不健康な生活を示す線です。
無理をしすぎて疲れが溜まっていたり、体力が低下しているかもしれません。
もともと、二重生命線を持つ人ですから、
人一倍、体力・生命力が強いタイプですが、
自分の体力を過信して体に負担がかかっているかもしれません。
生活を見直し、無理のないリラックスした日々を過ごしましょう。





0 件のコメント:

コメントを投稿