2016年10月3日月曜日

鎖状の感情線



今日は27歳・独身男性・工芸家のNさんの左手を見ていきます。

近い将来、海外で作家活動を考えているということで、
未来について見ていきましょう。

まず、Nさんの手相は基本三線ははっきりしていますが、
それ以外の線は薄くシワも少ないです。
あまり細かいことは気にしないタイプですし、
これまでの人生を極端に言えば、
「何不自由ない暮らし」だったのではないでしょうか。
災いを示す障害線も見られませんし、
何かと戦ってきた痕跡のようなものも見当たりません。

頭脳線【図:①】は生命線との重なりが短く月丘上部にカーブを描いて伸びています。
明るく活動的で思いやりのある爽やかな青年のイメージです。
バランス感覚に優れた適応力のある人で、創造的な才能もあります。

やや弱いのは精神面。
感情線【図:②】が鎖状に現れています。
鎖状の感情線を持つ人は感情を表に出すことが苦手なタイプ。
起点が低く直線的で長い感情線を持っていますから、
その傾向はより強くなります。
クールで内向的な性格で、人との関係を築くのに時間がかかったり、
なかなか自分の思いを外に発散できない人です。

また、相手の言動に敏感で必要以上に考えすぎて
疲れてしまうことがあるかもしれません。
金星丘に多数の細かい障害線【図:③】が現れています。
これも人の目を気にしすぎたり、まわりに気を使いすぎて
ストレスが溜まりやすいことを意味します。

このタイプの人は自分の考えや思いを解放する手段として
絵を描いたり、詩を書いたり、音楽をやるなど
芸術的なことに取り組むと思わぬ才能を発揮します。
作家活動を行うことはNさんにとって宿命と言えるかもしれません。

運命線【図:赤い線】を見ていきましょう。

運命線は身内を示す金星丘から始まっています。
家族に恵まれる人で、家族の愛を受けてのびのびと育ちます。

多少、道筋が蛇行しているようにも見えますから、
進路に迷うことがあるかもしれませんが、
基本的には自分の希望通りの道を歩めます。

30歳頃から運命線は二重に現れます。
今まで取り組んできたことと、もう一つ別の役割を持ちます。
さらに運命線に寄り添うようにパートナー線【図:④】も現れていますから、
この時期にパートナーを得る可能性が高いです。
恋人や伴侶、または、仕事のパートナーかもしれません。

転換期が訪れるのが45歳。
この時期から運命線が極薄くなります。
目指していた道を見失ったり、一つの目標が完結される予感です。
自分の希望か天の定めかはわかりませんが、
ここからは気持ちを切り替えて新たな道を探してください。
いつまでも、過去にこだわったり、
足踏みしているとチャンスは逃げていきます。
前を見ることが重要です。

45歳頃からは新たな運命線が現れ、生命線も枝分かれしてますから、
新天地で再出発することになるでしょう。

まだはっきりしていませんが、
育っている二つの線がありますので、ご紹介します。

一つは成り上がり線【図:⑤】。
この線を持つ人は他人に頼らず、0から自分の実力で成功を掴みます。
ハングリー精神に溢れ、高い理想に向かって努力する人です。
貧乏から一気に大金を得たり、一躍有名になるなど、
日々続けてきた努力がある時突然、日の目を見ます。

もう一つは二重生命線【図:⑥】。
この線を持つ人は人一倍情熱があり、バイタリティに溢れ積極的に行動します。
いつも能動的に何かに励んでいる人で、行動力があり逆境にも強い人。
たとえ困難な出来事に遭遇したとしても、
ピンチをチャンスに変えてしまうくらいの強い精神力を持っています。

これらの線はNさんが将来に向けて奮起している証拠です。
ここからが人生の始まりです。
決意を新たにして夢に向かって全力で突き進んで下さい。

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